配筋検査ARシステム『BAIAS(R)』に2点間計測機能を追加
鉄筋の重ね継手や定着の長さ計測への対応により、活用の幅を拡大
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也、以下「エコモット」)は、iPad Proで撮影した画像から鉄筋径や配筋間隔の自動計測を行う「配筋検査ARシステム『BAIAS』」において、2点間計測機能を新たに追加し、2023年1月5日より提供を開始しますのでお知らせ致します。
※配筋検査ARシステム「BAIAS(R)」は村本建設株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:村本 𠮷弘)との共同開発製品です。
<2点間計測機能:計測後画面>
■開発経緯
鉄筋コンクリート構造物の施工において実施される配筋検査では、鉄筋間隔・本数とともに「重ね継手」や「定着」の長さが設計図書に規定される値を満足しているか確認しなければなりません。この重ね継手・定着の検測にはスタッフやリボンテープなどが用いられ、事前準備・撮影や帳票作成に手間を要していました。今回のバージョンアップでは空間に仮想の平面を設定し、平面上の2点間距離を計測することで、重ね継手や定着の長さを計測する機能を追加しました。本機能の追加により活用の幅が拡大することで、検査プロセスにおける一層の省力化が期待されます。
■2点間計測機能の特徴 専用機材は不要、iPad Proアプリで鉄筋を撮影するだけ
2点間の計測はBAIASのiPad Proアプリを起動して、LiDARスキャナ機能で計測する鉄筋を確認後、計測したい2点をiPad Proの画面上で指定して計測ボタンをタップするだけで、簡単に2点間の計測結果を画面上にAR表示します。
<2点間計測の計測方法>
■『BAIAS』概要
「BAIAS」はiPad Pro の LiDAR スキャナ機能により取得した鉄筋の点群データから配筋されている鉄筋情報を検知して、配筋間隔の計測を行い、撮影画像に配筋ラインおよび配筋間隔の数値をオーバーレイ表示するとともに、独自の画像解析処理により、12種類(D10~D51)の鉄筋径計測を行うことが可能です。加えて、保存された計測値・画像データをクラウドと同期することで、設計図と実際の配筋状況を比較可能な帳票を出力することが可能です。
<システム概要>
■提供について
「BAIAS」による生産性向上効果を検証するため、現在、現場で試験的に導入可能な建設事業者様を、モニター価格にて募集しております。
モニター募集期間:2022年8月1日~2023年3月31日
※2023年4月1日以降もご利用される場合、定価にてご提供可能です。
詳しくは製品紹介サイトをご参照ください。
<製品紹介サイト>
https://www.gembaroid.jp/product/baias.html