エコモット、乾燥による新型コロナウィルスの拡散を防ぐため、加湿を促すIoTシステム「アイテル MOIST AIR」を提供開始
換気による3密対策だけでなく、加湿により飛沫感染リスクを軽減
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:⼊澤 拓也、以下「エコモット」)は、室内の湿度を測定することで、室内の乾燥状態を常時モニタリングする「アイテル MOIST AIR」を開発、中小規模の飲食店や企業のオフィススペース、会議室などへの導入を目指し、提供を開始いたします。本システムは小型IoTデバイスによって室内の湿度を常時モニタリングすることにより、湿度が一定の下限値を超えた場合に手元のスマートフォンやタブレット端末の画面など加湿を促すアラートを通知します。
理化学研究所が世界最速のスーパーコンピューター「富岳」で、室内で会話している時の飛沫についてシミュレーション実験を実施。会話中や咳・くしゃみをしたときなどに口から出た飛沫は、乾燥した湿度の低い部屋では、飛ぶ量が増えることがわかりました。飛沫は乾燥した環境では小さい微粒子になるため、拡散しやすいとのこと。湿度30%と湿度60%で飛沫の量を比べると、1.8メートル先に届く飛沫の量は『湿度30%が2倍』という結果が出たということです。
(参考 https://www.riken.jp/pr/news/2020/20201021_3/index.html)
ユーザーは本システムの乾燥アラートに従って十分な加湿を行うことによって、ウイルスを含む微粒子(エアロゾル)の拡散を防ぎ、いわゆる会話中や食事中の飛沫感染リスクを積極的に回避することが可能となります。また、CO2濃度を検出する「アイテル FRESH AIR」とセットでご利用いただくことで、乾燥だけでなく、換気アラートに従って十分な換気を行うことによっていわゆる3密対策が行えます。
当社は本システムの提供を通じて、クリーンかつ安全な空間を創出し、安心してお客様を迎えられる環境づくりをサポートしてまいります。
■本システムの特徴
・温湿度センサーデバイス
温湿度センサーデバイス(子機)から受信機(親機)経由で、セキュアなモバイルネットワーク(4G LTE)を利用し、クラウドサーバに計測データを保存、設定した閾値をもとにお客様へアラートを通知することができます。
また、計測した温湿度はスマートフォンやPCで確認することができ、過去のデータを参照することも可能です。さらに、受信機(親機)は通信モジュール内蔵デバイスのため、WiFi設定やLAN工事などは不要で、容易に利用開始できるサービスです。
・タブレット端末でのモニタリング表示
クラウドアプリケーションは当社で開発しているため、現在の加湿状態のみならず、温度やCO2濃度が一目でわかるUIをご提供します。湿度が下限値を超えた場合には加湿を促し、CO2濃度がある基準値を越えた場合には画面が切り替わり、換気を促します。
また、お客様の要望に合わせて、カスタマイズすることができますので、大型ディスプレイ・サイネージへの表示など、利用シーンに合わせて、最適なUIを作成することが可能です。
・提供開始:2020年11月17日
・価 格:オープン