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2019.03.18

クラウド版GNSS自動変位計測システムDANA CLOUD™が国土交通省中部地方整備局の現場ニーズに対する新技術マッチングに採択

〜 i-Construction”貫徹の年”を目指した新技術導入の加速化へ貢献 〜

この度、昨年開催されたi-Construction 推進コンソーシアム 技術開発・導入WG主催のマッチングイベント※1において、国土交通省中部地方整備局より提示されたニーズに対し、「クラウド版GNSS自動変位計測システムDANA CLOUD™」を用いた変位計測技術がi-Constructionに対応する技術シーズとして採択※2されました。

※1 i-Construction 推進コンソーシアム 技術開発・導入WG主催のマッチングイベントについて
本イベントは、建設現場から寄せられた複数のニーズ(課題)に対して、公募したシーズとのマッチングおよび課題解決への取り組みを行うことにより、建設現場の生産性向上を目指すものです。
参考:i-Construction 推進コンソーシアム「技術開発・導入WG」主催の マッチングイベントへの参加について(2018.12.6)
※2 (2019.3.14)国土交通省 中部地方整備局 i-construction 中部サポートセンター

■国土交通省から提示されたニーズと当社が提案した技術シーズ
・ニーズ1:地震後にリアルタイムで各種構造物の変状を把握したい

出典:中部地方整備局 記者発表資料
http://www.cbr.mlit.go.jp/construction/pdf/kisyahappyo_H310311.pdf

・ニーズ2:衛星データを用いるなど、短期間で広範囲のインフラ施設の変位を把握したい

出典:中部地方整備局 記者発表資料
http://www.cbr.mlit.go.jp/construction/pdf/kisyahappyo_H310311.pdf

・ニーズ3:目視では判読できないインフラ施設の変状・変位と、その進行性を把握したい

出典:中部地方整備局 記者発表資料
http://www.cbr.mlit.go.jp/construction/pdf/kisyahappyo_H310311.pdf

■「技術開発・導入WG」主催のマッチングイベントについて
「技術開発・導入WG」は、i-Construction 推進コンソーシアムにおけるワーキンググループの一つであり、最新技術の現場導入のための新技術開発や企業間連携を促進し、建設現場の生産性向上を目指すことを目的として開催されました。その活動の一環であるマッチングイベントは、建設現場から寄せられた複数のニーズ(課題)に対して、公募したシーズとのマッチングを行い、その解決をもって建設現場の生産性向上目指すものです。


出典:国土交通省 「i-Construction 推進コンソーシアム」ホームページより

■クラウド版GNSS自動変位計測システムDANA CLOUD™について
クラウド版GNSS自動変位計測システムDANA CLOUD™は、地盤変位や人工構造物の変位をミリメートルオーダーで計測し、計測データをクラウド上で管理することのできる高精度3次元変位計測システムです。
変位観測エリア外に設置したセンサーの座標を基準点として、観測エリア内に設置した複数のセンサー(観測点)の変位量を、GNSSスタティック測位法により3次元で計測する独自の技術を活用することで、設置の容易性や低コスト化を実現しながら、高精度な計測を可能としました。収集したデータはモバイル通信回線を通じてクラウド上のプラットフォームへとリアルタイムで収集され、変位量に応じたアラートやデータの表示・分析などにご利用いただけます。

<クラウド版GNSS自動変位計測システムDANA CLOUD™ 製品ページ>
https://ecomott.co.jp/solution/2324/

■今後の取り組みについて
土木建設への就業者数は漸減を続けており、人口減少社会の到来や土木建設市場の担い手不足といった問題がクローズアップされる機会も増えています。当社は、そうした課題をICTによる生産性向上によって解決していく「i-Construction」の考え方に準拠した商品・サービス開発や、現場ロイド事業の積極的展開を通じて、実効性のある生産性向上への取り組みを強化してまいります。


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