エコモット、2019年度B-DASHプロジェクトにて「ICT技術(クラウドAIシステム)を用いた汚水マンホールポンプのスマートオペレーションの実証」に参加
下水道施設を効率よく管理する革新技術の実証研究を実施
エコモット株式会社(代表取締役:入澤 拓也、本社:北海道札幌市中央区、以下「エコモット」)は、国土交通省が実施する下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)(※1)において、エコモットを含む5者からなる共同研究体(※2)で提案した「ICT技術(クラウドAIシステム)を用いた汚水マンホールポンプのスマートオペレーションの実証」に取り組んで参ります。
<共同研究体のそれぞれの役割>
株式会社新日本コンサルタント:全体とりまとめ
統合管理クラウドシステム構築
株式会社日水コン :ストックマネジメント支援システム構築
エコモット株式会社 :AIエンジン搭載検知予測システム構築
北海道大学 :AIエンジン搭載検知予測システム構築
富山市 :フィールド提供
※1 新技術の研究開発及び実用化を加速することにより、下水道事業におけるエネルギー利活用の効率化やストックのLCC(ライフサイクルコスト)低減等を推進し、水ビジネスの海外展開を支援するため、平成23年度より国土交通省が実施している実証事業です。公募・有識者審査により採択された革新的技術について、受託者が実規模プラント等を設置し、効果の実証を行うものです。
※2 共同研究体は株式会社新日本コンサルタント(代表取締役社長:市森 友明、本社:富山県富山市)、株式会社日水コン(代表取締役社長:間山 一典、本社:東京都新宿区)、国立大学法人北海道大学(総長:名和 豊春、本部:北海道札幌市北区)、富山県富山市(市長:森 雅志)、及びエコモット株式会社の5者で構成されます。
■実証事業の概要
汚水マンホールポンプ場(以下、マンホールポンプ)は、全国に約47,000基設置されています。老朽化した施設の維持管理・更新費用が年々増加するとともに、数多くのポンプ場を有する自治体においては、維持管理の人材不足といった課題が顕在化しつつあります。
このような課題に対し、本事業では、マンホールポンプの電流値や絶縁抵抗値といった異常・劣化の目安となるセンサーデータをクラウドに収集し、維持管理データと合わせてAIによる異常検知や劣化予測を行います。これによりマンホールポンプの維持管理の効率化及びライフサイクルコスト(LCC)の削減効果を実証します。実証フィールドは、多くのマンホールポンプ場を有する富山市を対象に、360箇所のうち60箇所において実証を行います。
実施者名 :株式会社新日本コンサルタント・エコモット株式会社・
株式会社日水コン・北海道大学・富山市 共同研究体
実証フィールド:富山市 マンホールポンプ場 60箇所
実証期間 :2019年度~
※本事業は国土技術政策総合研究所からの委託に基づき実施します。