エコモット、「第46回東京モーターショー2019」デンソーブースの「Mobility IoT Core」対応セキュリティカメラデモに技術協力
衝撃検知でアラート&車内外映像をスマートフォンにストリーミング
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也、以下「エコモット」)は、2019年10月24日(木)から11月4日(月)にかけて東京ビッグサイトで開催される「第46回東京モーターショー2019」において、株式会社デンソー (本社:愛知県刈谷市、取締役社長:有馬 浩二、以下「デンソー」)ブース内でMaaS(Mobility as a Service)向け車載コンピューターのプラットフォーム「Mobility IoT Core」に対応したドライブレコーダー端末のセキュリティカメラデモンストレーション展示に技術協力いたします。
■デンソーへの技術協力背景
デンソーは、IoT技術でクルマをさまざまな情報やサービスとつなげ、安全で便利な移動を提供する。そんな未来のモビリティ社会を実現するために、「MaaS(Mobility as a Service=モビリティ(移動)のサービス化)をかなえる技術開発に取り組んでいます。今回の「第46回東京モーターショー2019」では、昨年、米国で開催された「CES2019」において、デンソーへの技術協力の形で出展した車載カメラからの「リアルタイムストリーミング技術」の発展的応用として、「Mobility IoT Core」が擁するSDKと相互連携するセキュリティカメラの展示を行います。
■「Mobility IoT Core」対応セキュリティカメラデモンストレーション展示内容、およびエコモットの技術協力について
デンソーは、今回の東京モーターショーにおいて「Mobility IoT Core」を活用した「MaaS Car(Mobility IoT Core)」の様々なシチュエーションにおける利活用シーンを展示いたします。
エコモットは、「リモートセキュリティ」に関するデモンストレーション展示において、LTE対応高性能テレマティクス端末「HDL-900」のリアルタイムストリーミング技術等技術協力いたします。本デモンストレーションでは、車両への衝撃を「Mobility IoT Core」に接続されたセンサーが検出し、オーナーのスマートフォンにアラートを送ると同時に、ドライブレコーダーのカメラ(車内/車外)映像をストリーミングで確認することができます。さらに、ストリーミング映像により車両への衝撃が不審者によるものである場合は、スマートフォンの操作によりクラクションを鳴らす、ライトを点滅させる等の威嚇をすることが可能です。
■エコモットの「リアルタイムストリーミング技術」について
「リアルタイムストリーミング技術」は、複数の運行車両から任意に選択した車両に設置されたカメラの映像を、LTE回線により遠隔地にてリアルタイムで把握することが可能です。エコモットが提供する「HDL-900」は、この機能を提供する業界初(注1)のLTE対応高性能テレマティクス端末です。
「リアルタイムストリーミング技術」の主な特徴
1: 4G通信下での安定した映像送信
HD画像映像をIoTデバイス側でH.264形式へエンコーディング。モバイルの特性を考慮した通信処理により、クラウドへの安定した映像配信が可能
2: HLSによるマルチデバイス対応
クラウドからクライアント間はHLS 方式による映像配信を採用し、スマートフォン、パソコンなどの様々なデバイス、さらには複数ユーザへの同時配信が可能
3: AESおよびSSL/TLSによるSecure Streams
端末からクラウドまでのモバイル通信データはAES方式、端末からブラウザまではSSL/TLSによる暗号化により、ストリーミング動画のセキュアな配信が可能
LTE通信対応高性能カーテレマティクス端末「HDL-900」
製品紹介ページ:https://ecomott.co.jp/product/hdl900/
注1:エコモット「業界初のLTE通信搭載のドライブレコーダー映像のストリーミング配信を開発」(2018.4.27)時点の当社調べによる
https://ecomott.co.jp/press/2079/
■エコモットの今後のMaaS分野への取り組みについて
当社は超高速・超低遅延といった特性をもつ第5世代移動通信方式の普及を見据え、次世代カーテレマティクスによる社会課題の解決に向けた技術開発を続けています。
今回の技術協力を皮切りに、今後普及が見込まれる「モビリティ・アズ・ア・サービス」分野において当社リアルタイムストリーミング技術の積極的な展開を推進していくほか、関連した技術開発をすすめ、既存のカーテレマティクスサービスで培ったノウハウと組み合わせることで、社会生活における移動をよりよい体験としていくための取り組みを継続してまいります。