AIがお店の空席状況をLINEで応答!飲食店向け自動応対サービス「AITELL」(アイテル)をエコモットが提供開始
小型画像センサーとAI空席状況把握&LINE自動応対BOTが月額4,900円
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:⼊澤 拓也、以下「エコモット」)は、飲食店の店内画像をディープラーニングによって解析することで人数をカウントし、来店前の顧客からくる空席状況の問い合わせに対してLINEBOTで自動的に応答する、飲食店向け自動応対サービス「AITELL」(アイテル)ベータ版を本日8月5日より一部ユーザーに向けて先行提供いたします。
■開発の背景
中小規模飲食店では、限られたスタッフでの店舗運営のため、来店前顧客からの空席状況確認に、調理や接客の手を止めて電話応対を行うことを余儀なくされています。頻繁な電話応対はスタッフ負荷増大に加え、接客品質や飲食物提供スピードの低下を招いており、利益押し下げの遠因となってきた一方で、来店顧客への満席でのお断りは、顧客満足度、再来店率の低下につながるため、来店前顧客に対しオンデマンドでの混雑状況通知という強いニーズが存在すると考え、開発に着手いたしました。
エコモットには、BtoB向けインテグレーション事業により培われた通信機能一体型カメラの活用ノウハウをはじめ、自社AIエンジニアチームによる独自のオブジェクト認識アルゴリズム、数万オーダーのIoTデバイス運用実績など、「AITELL」(アイテル)の開発に資する要素技術の蓄積があったことにより、本サービスの設計・開発は非常に短期間で進行し、この度のベータ版提供に至りました。
本格サービス提供開始に向け、店側と顧客の双方にメリットのあるサービスを目指し、更なる開発・機能拡張を続けてまいります。
■LINEを介した「空席状況お知らせサービス」
「AITELL」(アイテル)は、飲食店とその利用者が恒常的に抱えている課題を、わずかなコスト負担で解決することができる「空席状況お知らせサービス」です。(現在、特許出願中)
サービス名が示すとおり、空席状況を「AI」が教え(TELL)てくれることで、「行ってはみたけど満席だった。」というユーザーの不満と、「空席状況の問い合わせ電話が多すぎて大変。」という飲食店スタッフの悩みを、多くの人が使い慣れたメッセージングプラットフォームであるLINEのコミュニケーションを利用して解決します。
<空席状況を自動で判断/自動応答によるリピーターの来店促進>
飲食店はモバイル通信機能付き画像センサ(ピープルカウンター)を店舗内に設置することで、店舗内画像を5分間隔でクラウドに送信。ディープラーニングを用いたオブジェクト検出アルゴリズムによって人数をカウントし、あらかじめ設定した席数との比較によって空席状況を判定します。
「AITELL」(アイテル)を導入した飲食店は、画像センサーを設置後、QRコードの配布などでリピーターとなる顧客にLINEアカウントの登録を促すだけで、空席状況の問い合わせに対してLINEBOTによる自動応答が可能となります。
プライバシー保護の観点から、応答時の店内画像には加工が施され、人物もアイコンで表現されるため、性別や個人の特定はできません。
■AITELL概要
・先行提供開始:2019年8月5日
・本格提供開始:2019年10月予定
・価格:月額4,900円
・提供内容:AITELLサービス利用料、ピープルカウンター
レンタル料、通信料の全てが含まれます。
■申し込み10分、取り付け10分でスタート可能
「AITELL」(アイテル)は、スマートフォンからもWEBサイトを通じて申し込みができます。
機器の取り付けも、モバイル通信機能付き画像センサ(ピープルカウンター)をお店全体が見える位置に固定して電源を入れるだけで、簡単にスタートできます。
■今後の展開
「AITELL」(アイテル)は、ディープラーニングによる高度な推論結果を幅広い層のユーザーが手軽に利用できるようにすることで、日常生活をシンプルで豊かにするプラットフォームを目指しています。
今後は飲食産業を軸に、ユーザーの快適なお店探しをサポートする「アイテルお店さがし」機能や、事前オンライン決済によるデポジットを活用した「キャンセルされにくい予約」機能、LINEがリーチできないユーザー層をカバーするための電話による自動音声応対オプション「アイテルコール」など、自社内製開発によるスピード感をもった機能拡充を予定しています。
また飲食産業以外にも、医療機関の診察やホテルの朝食会場といった、個人が待ち時間を把握したい多くのシチュエーションに対して、それぞれのマーケットニーズに最適化した「AITELL」(アイテル)を開発・投入することで、他業種・業界への水平展開による市場拡大を見込んでいます。