エコモット、KDDI協力のもと、北海道江差町の伝統行事に技術協力 「江差・姥神大神宮渡御祭 山車ロケーションマップ」に神輿・山車の位置情報を提供
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:⼊澤 拓也、以下「エコモット」)は、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙橋 誠、以下「KDDI」)協力のもと、北海道江差町で2019年8月9日〜8月11日に行われる「江差・姥神大神宮渡御祭」において、町内を練り歩く神輿や山車の現在の位置情報を配信する「江差・姥神大神宮渡御祭 山車ロケーションマップ」への技術協力いたします。
神輿や山車にハンディ位置情報デバイス「HLP-200」を設置することにより、デバイスが準天頂衛星システム「みちびき」から測位した位置情報をKDDIの提供するIoTプラットフォーム「KDDI IoTクラウド Standard」に送ります。利用者は「北海道江差町の観光情報ポータルサイト」にスマートフォンなどからアクセスすることで、神輿や山車の現在位置を把握することが可能になります。
なお、エコモットは、北海道衛星データ利用ビジネス創出協議会※の会員であり、準天頂衛星システム「みちびき」の活用を検討する「みちびきワーキンググループ」へ参加し、「みちびき」を活用した積極的な事業化に取り組んでおります。
※「北海道衛星データ利用ビジネス創出協議会」について
北海道経済部が事務局となり、衛星データに関する情報提供や事業化に向けた会員企業の取組への支援を目的に2018年4月に設置し、2019年7月末現在でエコモットを含む79の企業、研究機関、行政などが会員
江差・姥神大神宮渡御祭について
「江差・姥神大神宮渡御祭」は、370余年の伝統を持つ北海道内最古の祭りとして知られ、北海道指定無形民俗文化財にも指定されています。毎年8月9日~11日の3日間、武者人形、能楽人形、文楽人形、歌舞伎人形などを配した13台のヤマ(山車)が町内を練り歩きます。
位置情報を配信する山車
ハンディ位置情報デバイス「HLP-200」について
ハンディ位置情報デバイス「HLP-200」は、優れた省電力性能と安価な通信コストが特徴のLTE-M通信に対応し、小型軽量ながらバッテリーによる長期間の位置情報収集を可能とします。
本体の目立つ位置に配置されたボタンは、緊急通報や任意の位置情報送信など、能動的アクションを割り当てることで、デバイスの状態を視覚的に示すLEDインジケータの点灯と組み合わせて様々なサービスへの応用が可能となります。
ユニバーサルデザインを採用した筐体は付属の防水ケースにより生活防水(IPX5)対応となっており、nanoSIMスロットや充電・メンテナンス用MICRO USBポートなど、汎用インターフェイスを採用することにより、廉価でだれにでも扱いやすいデバイスとして設計されています。