エコモット、LTE-M対応の圧力センサーデバイスを提供開始
低コストで灯油・重油などの液体タンク残量を内蔵バッテリーで長期間モニタリング
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也、以下「エコモット」)は、内蔵したバッテリー(単3電池3本)の電力のみで約半年間継続して液体タンクの残量をモニタリングすることが可能な圧力センサー一体型デバイス「PSB-200」を2019年7月より提供開始いたします。
「PSB-200」は、LPWAの規格の一つであるLTE-Mでの通信に対応し、通信コストと消費電力を抑えながら安定した通信と広いエリアカバレッジを実現しています。なお、残量をアナログ値で収集するデータ計測タイプと、残量が設定した「しきい値」を超えた際に警報接点を出力する接点警報タイプをラインナップしており、お客さまのニーズに応じて提供いたします。
・提供開始:2019年7月16日
・価 格:オープン価格
・製品仕様:
■開発の背景
灯油や重油をはじめとした液体タンクの巡回補充業務においては、タンク残量把握に対して多くのニーズが存在しながらも、主に通信コストが障壁となり、IoTの導入が進まないのが実状でした。
この度、提供開始となるLTE-M対応の圧力センサーデバイス「PSB-200」、及び「PSB-200」に接続可能なIoTプラットフォームにより、IoTの導入障壁となっているコスト面の課題が大きく改善され、タンクの残量データに応じた最適な補充タイミングが把握可能なシステムをランニングコスト含めて安価に導入でき、巡回補充業務の効率化が実現可能となります。
また、副次的効果として、タンクの残量データをもとに補充を行う事業者は、業務効率化に加えて顧客へのさまざまな付加価値を提供し自社の競争力高めることで、価格競争へ引き込まれることへの抑止、事業者乗り換えのリスク軽減も可能になると見込んでいます。
例:重油タンク残量監視
■今後の展開について
「PSB-200」は、圧力センサー部分のカスタマイズにより、他のアナログセンサーを換装可能という特徴を有しているため、低コスト・長寿命といった本体メリットを活かしつつ、お客さまの多種多様ニーズに応じたデータ計測が可能となります。
今後は、通信コストやメンテナンス性が障壁となりIoT導入が進まなかった分野に対して、幅広い提案を展開し、新規市場開拓を目指してまいります。