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2018.12.26

エコモット、処理性能を高めた新型エッジAIカメラを発売 カメラと学習モデル構築を含めたPoCパッケージを提供開始

エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:入澤 拓也、以下「エコモット」)は、NVIDIA Jetson TX2モジュールを搭載し、当社従来製品に比べディープラーニングを活用したリアルタイム画像解析性能を約2倍に高めた新型エッジAIカメラ「MRM-900-TX2」を2018年12月26日(水)より提供開始いたします。
また同日、エッジAIカメラ導入支援プログラムとして、カメラ本体と初期の学習モデル構築、およびカメラへの学習モデルのインストールをパッケージ化した「AIカメラPoCプログラム」の提供を開始いたします。

【MRM-900-TX2】
・提供開始:2018年12月26日(水)
・価   格:オープン価格

【AIカメラPoCプログラム】
・提供開始:2018年12月26日(水)
・価   格:オープン価格
・内   容:MRM-900-TX2 カメラ本体、機械学習モデル構築、および構築した学習モデルのカメラへのインストール

■「MRM-900-TX2」について
AIエッジカメラ「MRM-900」シリーズにおいては、ディープラーニングを利用したリアルタイム画像解析処理をAIカメラ筐体に搭載した電力効率に優れた小型で高性能なAIスーパーコンピューターであるNVIDIA Jetsonモジュールで行います。
今回、提供開始する「MRM-900-TX2」では、新たにJetson TX2 モジュールを搭載することで、当社従来製品「MRM-900-TX1-L」が搭載するJetson TX1 モジュールと比較して、処理性能が約2倍向上しており、より複雑なニューラルネットワークの構築が可能となるとともに、リアルタイム画像解析においてオブジェクトを認識する際の反応速度向上や、同時認識可能なオブジェクト数の増加など、処理性能全般の向上を実現いたしました。

この処理性能向上と新たに採用した耐環境性能の高いコンパクトな筐体により、これまで導入が難しかった用途に対してディープラーニングを活用したソリューションを活用することが可能となります。

「MRM-900-TX2」は、2種類の通信方式(PoE-LAN/WiFi、LTE(KDDI/NTTドコモ))と、カメラハウジング(屋外タイプ(IP66 準拠)、屋内タイプ(IP3x 準拠))の組み合わせによる4種類の筐体バリエーションの提供により、設置場所や用途にあわせて最適な構成を選択できます。

■「AIカメラPoCプログラム」について
エッジAIカメラ導入支援プログラムとして、カメラ本体と学習モデルの初期構築、およびカメラへの学習モデルインストール、利用期間中の通信費用などをパッケージ化した「AIカメラPoCプログラム」の提供を開始いたします。

従来、ディープラーニングを利用した画像解析ソリューションの開発においては、アノテーションや特徴量抽出などを伴う学習モデルの構築と、エッジで稼働させるカメラやGPUなどのハードウェア選定を分けて検討する場合が多いことから、ソリューション運用時に必要となるコンピューティングリソースの見積りやハードウェア設計に、多くのコスト、労力が割かれてしまう問題がありました。

これらの問題に対し「AIカメラPoCプログラム」は、「MRM-900-TX2」の処理能力を最大限活かした最適な学習モデルの構築と、カメラへの学習モデルのインストールまでをパッケージ化し、エコモットがワンストップて対応することにより、ユーザーは業務課題に解決に向けたコンセプトの実証という本来の目的に集中することが可能となります。

※ NVIDIA、Jetson TX1、Jetson TX2は、米国およびその他の国におけるNVIDIA Corporationの商標または登録商標です。


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