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2018.11.08

セルラーLPWA通信に対応したハンディ位置情報デバイスを開発。コストを抑えながらバッテリーによる長期の位置情報収集が可能

エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役:⼊澤 拓也、以下「エコモット」)は、セルラーLPWA(LTE-M)通信に対応し、低コストで手軽に人やモノの動体管理を可能とするハンディ位置情報デバイス「HLP-200」を開発しました。2018年内での提供開始を予定し、2020年までに3万台を販売することを目標としています。

・提供開始:2018年内予定
・価 格:オープン価格

■製品の特長
「HLP-200」は、優れた省電力性能と安価な通信コストが特徴のセルラーLPWA(LTE-M)通信に対応し、小型 軽量ながらバッテリーによる長期間の位置情報収集を可能とします。
本体の目立つ位置に配置されたボタンは、緊急通報や任意の位置情報送信など、能動的アクションを割り当てることで、デバイスの状態を視覚的に示すLEDインジケータの点灯と組み合わせて様々なサービスへの応用が可能となります。
ユニバーサルデザインを採用した筐体は生活防水(IP65)を備え、nanoSIMスロットや充電・メンテナンス用MICRO USBポートなど、汎用インターフェイスを採用することにより、廉価でだれにでも扱いやすいデバイスとして設計されています。

■開発の背景
総務省「平成29年版 情報通信白書」によると、LPWAに接続される通信デバイスの数は、今後提供が開始される5G等の高速ネットワークと用途に応じた棲み分けをしながら急速に拡大を続け、2021年には3.8億台、市場規模にして約10億ドルと、現在の10倍を超える規模になると見込まれています。
エコモットはこのような市場に対して、安価にヒトやモノの位置情報を取得したいお客様のニーズに応えるべく、低消費電力で長時間動作するセルラーLPWA(LTE-M)対応のハンディ位置情報デバイスを開発いたしました。

■製品仕様

■今後の取り組み
エコモットは「HLP-200」を活用したクラウドサービス「MOTENAZ CLOUD」を開発し、クラウド上に収集された自治体・企業等の観光・防災情報を外国人観光客の位置情報データを用い、所在エリアに対応した情報を提供するサービスを提供予定です。
同サービスの提供開始に先立ち、一般財団法人さっぽろ産業振興財団の平成30年度IoT推進コンソーシアム事業 「先進的IT技術実証事業費補助金」の採択を受け、様々な自治体・企業等と連携した実証事業に取り組みます。
また、他社の位置情報を活用したB2B2Cビジネスモデル開発に対して、エコモットは本製品のデバイス供給という形で支援していくことで、2020年までに3万台を販売することを目標としています。

■LPWAについて
LPWAとは「Low Power, Wide Area」の略で、通信速度を低速に制限することにより、低消費電力、広カバレッジ、通信端末や通信料の低価格化を実現する無線通信方式です。使用する周波数帯によって大きく「セルラーLPWA」「アンライセンスドLPWA」に分けられ、日本国内ではSigfoxやLoRaWANといったアンライセンスドLPWAが先行してサービス提供しており、2018年1月にKDDIが国内初となるセルラーLPWAサービス「KDDI IoT通信サービス LPWA (LTE-M)」を提供開始しました。

▼エコモットのLPWAゲートウェイデバイスについてはこちら
https://ecomott.co.jp/iot/lpwa.html


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